daichang blog

主にロードバイクに関する気ままなブログ

モッピー!お金がたまるポイントサイト

パーフェクト・センスを見た。

Perfumeのライブまで時間があったので、新宿でうまく時間があったパーフェクト・センスを見ました。予備知識はなんにもなしで、ポスターをチラッと見て世紀末的なものか?という程度の情報で決めました。

ざっくりいうと確かに世紀末的な何か、パニック映画的なものではあるけど、締め方が非常にうまく、途中から確かにそういう終わり方しかできないのはなんとなく想像がついてはいたけど、それでも見ている方に全てを説明しないで上手く想像させながらの終わり方でよかった。想像させながらというのはこのあと彼らがどうなったかは皆様のご想像にお任せします、という終わり方ではなくて、そうでない表現方法で有吉が見ても気持ち悪い終わり方だと思わないと思います。


シェフのユアン・マクレガーがレストランの裏口のアパートに住む感染科学系の学者と出会い恋人関係になる。と同時に世界では謎の感染症なのか、テロなのか正体不明の病気が蔓延していく。最初に悲しくなる、ところかまわず、今まで傷つけてしまった人間を思い出し、死んでしまった人を思い出し、泣き崩れる。次に嗅覚がなくなる。次々に世界中の人間が同じ病気になっていく。
しかし二人は愛を確かめあい、正体不明の病気にも屈せず中を深めていく。謎の病気は次第に症状を強める。とてつもない空腹感、飢餓感に襲われた直後、味覚を失い、次に周りの人間をひどく愛し、すべてのことが幸せに感じるようになる。は一向に衰えることなく、人々の生活を困窮させていく。
二人は世の中が変わっていくのことでお互いの存在を強く求めるようになる。
しかし二人の愛が確かなものであったとしても世界は謎の病気によって終わろうとしていく。


あらすじをざっと書いて思ったけど、やはりこれはパニック映画だと思います。しかし世界が終わりに近づくに連れて描かれる街中や同僚の変化の様子の描き方がうまく、世の中に病気が蔓延してくのを感じるのは主人公たちでない、周りの人間が変わっていく様を見たときに気づくわけだけど、見ている側はどこかで主人公たちはそうならないよと思って見ている。いや、ならないと思っていないわけではないけど、主人公たちの症状が悪化していってやっと、自身のその恐怖や絶望感を味わう。完全に主人公たちの視点から世界を見ていることをかなり終盤になって気づくくらい良くできていた。終末の街中も一方でドキュメントタッチでリアリティがありつつどこか幻想的な希望のある街で、それも素晴らしかった。

フラっと入ったけどかなり当たりの映画でよかった。

モッピー!お金がたまるポイントサイト