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『TIME/タイム』を観に行った。

※ややネタバレあり

去年ぐらいから予告で見ていて、設定が面白いという印象で気になっていた ので公開初日に観に行ってきた。

近未来、年齢が25歳で止まり、25歳になった瞬間に1年の余命が与えられ、他人と余命のやり取りが出来る世界。そこでは余命が通貨にとってかわる価値になり、人々は常に余命を気にしながら生きていく。世の中はスラムゾーンと富裕ゾーンに分けられ、主人公のジャスティン・ティンバーレイク演じる25歳実年齢28歳のウィルはスラムゾーンでその日の余命をもらって同じく25歳で50歳の母と生活している。スラムゾーンでは絶えず道端に死体が転がり、わずか数週間の時間を持っているだけでもギャングに遭うような生活。一方アマンダ・セイフライド演じるシルビアは富裕ゾーンで大金持ちならぬ大時間持ちの父親のもとで裕福な時間生活する実年齢26歳。
ある日バーでウィルは1世紀もの時間を持つ富裕ゾーンの人間から100年以上の時間をもらう。その富豪は自ら死を選び、ウィルはそれから富裕ゾーンへ移動することでドラマが始まる。

この映画では時間がこの世界での金と同価値であるばかりがそれ以上の価値を持っている。時間がなければそれは即死に繋がるから。スラムゾーンで生活する人間はその日暮らしをしているから常に走る習慣があるし、富裕ゾーンでは走る人間は目立ってしまう。冒頭でその走ることから一つドラマが起きるのだけど、それはこの世界観を示しながらウィルの状況を説明しつつ、ラストへの伏線となるので非常に良くできていた。
また近未来ということで監督が車が好きなのか、車の設定も凝っていた。ウィルに時間をあげた富豪が死ぬことで事件となり、時間を管理する連邦捜査局のような存在のタイムキーパー(管理官)がウィルを追うことになるのだが、そのタイムキーパーの乗っているPOLICEカーは車種当然統一されているのだけど、色がつや消し黒でかっこいい。こちらのサイトに少し細かく出ていたので見てみて欲しい。⇒映画【TIME/タイム】 こんなクルマで私を連れてって!【女子のホンネ】 | clicccar クリッカー
ビンテージカーを採用した監督曰く「貧しい者は新しい“何か”を作り出す余裕を持てず、新しい車も新しいテクノロジーも生まれない。金持ちには何かをやろうという動機がない。100年後も自分は生きているのに、新しい車を発明する意味があるのか?」。

つっこみどころはいくつかあります。カーアクションのシーンで失笑してしまうようなアクションが散見されたり、管理官の捜査の仕方の甘さだったり。管理官がどう見ても30代後半はいっているということなど。
しかしながら世界観から示される主人公や富裕層の考え方など非常に現代のアメリカの某かを皮肉っており、よくできていたと思います。時間は全てに平等だと言いながら一方では愛する人を目前に死んでしまい、一方では有り余る時間のために自ら死を選んでしまったり。

最後に、明らかにジャスティン・ティンバーレイクよりもヒロインの方が魅力的に映っていて、主人公の行動があまり頭よくなくて、セリフもヒロインの方が良かったように思ったのですが、ジャスティン・ティンバーレイクに頭のいい役は合わないってことなのなかぁなどと勝手に思いました。ヒロインのアマンダ・セイフライドは非常に魅力的です。目が離れていなければ。

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