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『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』を見てきた。

DOCUMENTARY of AKB48の劇場版2作目を見てきたので感想を。
「劇場版」というのは1作目も2作目もNHKでも同じタイトルのを放送していたので、劇場版ということです。内容は若干違うのだろうが、おそらくおんなじテープが使われているだろうし、TV版と劇場版の違いは編集の違いなんだと思う、と思っていたら作品としてはだいぶ違う印象だった。

その劇場版2作目だが、はっきり言ってしまうと1作目の方が映画でかける作品としては面白かった。当然ファンを対象にした映画なので、CDの売上や関連商品の売れ方などから興行の金額を予想して映画館でかけているのだろうから、作品云々というのは意図としてそこまでないのかもしれない。あるのかもしれないが1作目に比べてそれは感じられなかった。サブタイトルが「10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」と「少女たちは傷つきながら、夢を見る」ということからも推測される通り、監督ないし製作の意図として1作目の方が作品として仕上げようとする意図を十分感じる。なので、岩井俊二でもなく、寒竹ゆりでもなくなっている時点で前作のような期待はできないことを前提に見に行かれると良い。

内容だが、震災時のそれぞれのAKBの対応やコメント、総選挙での裏側、西武ドームでの裏側、チーム4や大場美奈の謹慎騒動でのこと、というものがメインとなって、それにメンバーのあとからとったコメントを載せている。なので正直ワイドショーや金スマの拡大版という印象しかない。たしかに、岩手や宮城での彼女らの活動はほとんど報道されておらず様子もわからないのでその映像は新鮮だし、西武ドームでのコンサート裏がとんでもないことになっていて、彼女たちの必死さや辛さには感動する。また総選挙でのお互いの順位を聞いての涙や、イベント終了後にあっちゃんとたかみなが抱き合って泣いていたり、優子が麻里子様に抱かれて泣いている、その時の気持ちや涙の理由はわからないけど、胸にぐっとくるものはあった。しかし、それは映画のスタッフだから撮っていた、もしくは金スマなどよりも上映時間が長いから出せた、というような感じでしかない。YouTubeで見ているわけではなく、映画としてお金を払っているので、そこでの彼女らの涙の理由や周りの気持ちをその後のインタビューで聞くなり、そのときの気持ちがわかる何かを映すなり、映画としての演出が欲しかった。
その点1作目は優子にスノーボードをやらせたり、さしこを大分に帰らせたり、見ていてそれまでテレビで見ていない顔を出していて面白かった。
しかしながら、この2作目も悪いところばかりでなく、西武ドームのシークエンスなど、本当に彼女らは熱中症になりながらもこんなに笑顔でやっているんだなと思って、感動する。
あと、大場美奈のアップは芥川賞獲ったときの綿矢りさに似すぎている。


ということでファンならしっかり見ておくべき、2011年のAKB48を追った映像、というところ。


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