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第24回東京国際映画祭 コンベンション部門『より良き人生』

あらすじはフランスの街角である男女が出会い付き合うことになるのだけど、女には10歳ぐらいの男の子がいた。男はその連れ子も受け入れて彼女と付き合う。男の仕事は給食センターで料理をすることであったが、いつか自分のレストランを開きたという夢を持っており、湖のほとりに見つけた空き家を買い取り、そこをレストランとしてオープンしようと3人で夢に向かって進みだす。
しかし資金繰りがうまく行かず、改装が終わったレストランを一時のつもりで他人に貸出す。そのあたりから二人の関係も悪くなり別れてしまう。彼女は女手一人で子供を育てることが出来ず、子供を一時男に預け、お金が貯まったら子供を呼ぶといってカナダへ行ってしまう。男はレストラン開店を諦めずに女が置いていった子供を育てながらお金を集めようとするが、もう物事が好転することはなく、男はレストランを売ってしまう。それでも事態は好転せず、彼らは落ちぶれて行ってしまう。
女がカナダへ行って一年以上経過して、女から連絡が途絶え、男らにも金がなくなり、男はついに犯罪を犯し金を手に入れ、子供とカナダへ女を探しに渡る。
そこで、やっと女に出会うのだが。

男が夢を叶えるためにいろいろ動くのだけど、一時もよくならずにどんどん落ちて行ってしまうので決して明るい気持ちになる映画ではない。ラストもハッピーエンドと言えるものではない。しかし、僕はこれを最後笑顔でスタッフロールを見られた。
それはなぜか。
ラストの男と子供の顔が笑顔だったからだ。彼らがこの映画の中で生きてきた人生は恵まれたものでないし、明るいものではないけど、人というのは得笑顔であればそれなりにそのおかれた状況を楽しむことが出来るのではないか、なんていい加減に思った。

なにか斬新な手法だったり突飛なストーリーだったりはしないけど、しっかりと人の心に届く映画だった。

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