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第24回東京国際映画祭 特別招待作品『サラリーマンNEO劇場版(笑)』を見た。

まず、舞台挨拶が素晴らしすぎる。当然作品も素晴らしいできで、テレビ版のファンであればそれなりに満足する出来ではあると思うけど、それよりも舞台挨拶が面白かった。

けど、まずは作品のことから。

新入社員の小池徹平がNEOビールという業界第5位のビール会社に就職する。

この会社を舞台として映画は物語を進めていくのだけど、そのストーリーを進める術としてコントが挟まれていく。老け顔で60歳にしか見えない軽い新入社員22歳の早川君とか徹夜で仕事をしていてちょっと仮眠とろうかとなったときに、金子さやかが着替えてくると、今まで地味だったのにかわいくてセクシーになってるとか、顔に小道具をつけることでピンチをしのごうと天才的なことを考える生瀬勝久とか、最近セックスレスで欲求不満の奥さんとか、ひーちゃんとか。
コントが良いタイミング、それでこれを使うか、というものだったりしてうまくドラマにコントがはまっていて違和感がない。

後半にいくといつセクシー部長が出てくるのか、ほとんどそれ待ちの雰囲気がある。遂にでてくるか?と思ったタイミングで出てきたのか郷ひろみで、ここでひと笑いあるのだが、その後セクシー部長が登場すると会場大盛り上がり。完全に待ってました状態。

またサラリーマン体操の方々(ピアノの先生まで!)もしっかり登場する。最初にテレビ版のファンがそこそこ満足すると書いたけど、ここまで思い出しながら書くとかなり満足して見ていたなぁと思った。

しかし麻里子様の使い方がもったいないというかほとんどチョイ役でコントには一切参加しないし完全にお姫様扱いでただ作品に華を添えただけなのが残念だった。今AKB48はコント番組もやっているのだから麻里子様も参加して欲しかったところ。コスプレするなどファンには嬉しい部分もありはしたけど。
またサントリーとコラボ商品出すなどNHKらしからぬしっかり稼ぐとこなど、本当に制作費がなかったのか宣伝なのか、それはそれで良かった。

さて、舞台挨拶である。

国際映画祭というのは作品に字幕がつくし、舞台挨拶でも通訳がつく。ゲストがコメントするとそれを通訳しまたゲストがコメントする。つまりゲストはコメントの度に一呼吸強制的に間を取られ、どうしてもリズムが悪くなるのだけど、生瀬勝久はそれにいちいち反応するのでそこで笑いをとり、会場の笑いのリズムを崩さなかった。よくできたコントだ。

一通りゲストのコメントが終わり、写真撮影かなと思ったが、司会者が特別ゲストの来場を告げた。会場に流れたのは郷ひろみが歌うエンディング曲。
下手から現れたのはオレンジのジャケット上下に身を包んだ郷ひろみ。ここで会場はセクシー部長が作品に出てきた時以上に盛り上がった。

しかし、郷ひろみカッコよすぎる。小池徹平は見た目通りの整った顔の俳優だけど、郷は今年芸能活動40年らしく、立方からカッコいい。
そしてオーディションで選ばれたダンスグループと一緒にエンディング曲を披露する。ほんとかっこいい。

しかし、それは今回の舞台挨拶の一部で、それなりに話が終わるとフォトセッションになるのだが、それまでセンターにいた生瀬が脇に行き麻里子様がセンターに行く。それをみた司会者が「篠田さんがセンターなんですね」というと、「さっき裏で並び順どうするかと話したときジャンケンにしようとなって、篠田さんが勝ったので」と説明。会場爆笑。
それから撮影が始まると思いきや、会場が暗転し下手がピンクのスボットライトで照らされてDragon Ashの『El Alma』 が鳴った。会場ざわつき、客席間の階段からセクシー部長登場!! この日一番の盛り上がり。
ステージに上がるとセクシー部長は麻里子様に抱きついた。あれはセクシー部長というよりも沢村一樹としての行動であろう。一通り映画でのセリフをしゃべったあとフォトセッションに移り、舞台挨拶は終了。

舞台挨拶が良いとその作品に対する評価もどうしても上がってしまう。それは致し方ないが、今回は舞台挨拶の演出が作品の出来を超えて観客を満足させるものだったので会場に見に来た観客の口コミを十分期待できるものにになったと思う。

しかし舞台挨拶において唯一の失敗は監督がコメントを決めうちしすぎてこれっぽっちも面白くなくて、スベるの込みで考えられたらコメントにも関わらずスベったことが笑われなかったのはいただけない。いかにもNHKの人間という気がしてしまった。

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