『saw』の監督ジェームズ・ワンと脚本のリー・ワネル、『パラノーマル・アクティビティ』の製作というコピーと15秒のスポットだけ見て、みたいなと思っていたので観に行った。
まず、sawのどっきりやスプラッター系を期待したらがっかりする。ワッ!!と脅かす感じはパラアクに近いけど、パラアクの見ているのも辛い恐怖と比べると弱い。
ずばり心霊ものなので、オカルト的な展開が強く、ホラーとしては十分怖がらせる部分はあるけど、sawやパラアクのような圧倒的な何かを求めて観に行った僕は正直がっかりだった。
ストーリーはいろいろなサイトで書いてあるんでそちらを優先するけど、ざっくりとだけ説明すると、欧米では昔からある悪魔払いについてのやりとりがメイン。前半に脅かすことの重心が置かれ後半はその回収になるが、いかんせん後半が弱く、だんだんと怖さが盛り上がってきた気持ちに対してついてこない。でも落ちはしっかりついていてよかったと思う。あと一番怖かったのは冒頭のタイトルバックの音楽。あれは震え上がった。あんな音楽絶対にテレビとかでは流せない。
今年の秋はsawシリーズが終わってしまって楽しみが無いなぁと思っていたけど、ボーンシリーズがやるということでそれだけを期待したい。
あとは東京国際映画祭に海外の映画祭に出品された邦画をどれだけ引っ張ってこれたのかを楽しみに待ちたいと思う。
