パラノーマルアクティビティ2を見てきた

パラノーマルアクティビティ2を見てきた。

初日に地元の映画館でレイトショーで見てきました。あいにくの雪で足下が滑りやすく、ひどく寒い夜だったけど、映画のないような十分興奮して熱になる面白さでした。

まずこういう企画ものは一作目が売れれば二作目やシリーズ化になるものですが、だいたいにおいて一作目を超えることが難しいです。かといって必ずしも一作目を超えられないわけではなくて、スパイダーマンなんかは3が興行的にも内容的にも非常に優れていますし、スターウォーズもエピソード?や?は旧3部作と比べても十分面白いですし、バック・トゥ・ザ・フィーチャーは僕は2や3も好きです。しかしsawシリーズは間違いなく一作目を全てにおいて後の作品は超えられていないですし、ブレア・ウィッチ・プロジェクトは二作目がどんな内容だったかも覚えていないです。
でこのパラアクですが、おそらくしばらくシリーズ化するでしょう。なのでネタバレありとなしの二つの感想を用意しました。

ネタバレなし
ネタバレなしを見る人は始めての人が多いだろうと思いますので、言っておきますが、怖いです。半端なく。でも面白い。ホラーが好きな人が行けば間違いなく面白いと思うし、予告とかで流れる、縮み上がっている観客のリアクションは間違いなく本物。僕は後半ずっと椅子の肘掛けのコップを置く部分を強く握っていました。あまりの怖さに涙が出ました。これは女の子や小さい子がお化け屋敷とかで怖くて泣くとの一緒なのかどうかわかりませんが、僕にとってはこの涙は一つの指針です。去年ぐらいにフォースカインドで泣いた気がします。
ちなみにこの映画の日本版の第2章第２章は寝室２部屋、恐怖２倍。『パラノーマル・アクティビティ第２章TOKYO NIGHT』徹底分析サイトっていうのがありますが、あれはこれの一作目と今回のを見ると全然物足りないですね。怖いけど、タイプが違う感じ。ジャパニーズホラーに近い作りです。

※ネタバレあり
こういうシリーズものはいつまでシリーズを続けるか、どのタイミングで終わらせるかが一番のポイントだと思うけど、まだ二作目のこの作品はそんなこと考えなくていいと思います。で、作品中いくつか明らかになっていない、幼少期の火事のことや、「母親みたいになっちゃうよ」ということ、ひいばあちゃんの犯した悪魔との契約内容が説明されていないので、そのあたりがエンドロールが流れたとの続編の[急告]へ繋がるんだろうなということは考えられますし、今後のシリーズ化としては一作目二作目とどうやって繋げながら針の糸をたるませず客を引っ張るかになって行くと思います。sawシリーズに関して言えば、後半の3以降からほとんど説明やつじつま合わせの為の映画になっていた気がしないでもないので、そうならないことを期待したいですね。
とにかく観客は一作目で受けた衝撃を超える驚かしを期待して見に行っている訳で、それは本当に一作目は素晴らしかったと思います。だらか今作は犬のアビーがやられるシーンが犬が映っている姿があまりに一部過ぎて、恐怖が微妙に弱い感じがしますし、妻が取り憑かれる不気味さもあまり感じませんでした。地下室から出てきたところをもっと2時間ぐらい突っ立たせておくとか、子供部屋の中でただ立たせておくとか、当然怖いのですが、一回一作目で見てしまったという理由だけではない弱さを感じました。妹がラストで家に乗り込んで来たときも、外が何度か映ったけど、あれ？入ってくる姿とか映ってた？と僕が気づかなかっただけかもしれないけど、映ってないように思いました。別に映っている必要性はないけど、外から近づいて来る感じがあれば、「キター!!」っていう感じを味わえたかなと。
あと娘のアリのこともおそらく今後の作品で説明されるでしょう。
でもこのシリーズの監督はちょっとデブ専なんでしょうか？それともアメリカの一般的な奥さんはみんなあれぐらいぽっちゃりしてるんでしょうか？映画の主役としては魅力的に見えないものだから。