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告白

この映画に関わらず、今後も映画の感想は多分にネタバレを含む内容になる事が予想されますのでそれを理解してお読みください。
僕のこの映画の事前の知識はCMとめざましテレビで見た高校生の感想である。高校生の感想とは「グロい、キモい、衝撃、命の大切さを考えさせられる」というようなもの。そういう事を知って行けば衝撃は少なくなるかといえばそれは人によって違うというのが正しい。どういう衝撃なのか、何が命の大切さなのか、と想像するのは人それぞれだからだ。また、原作を読んでいないのでそれとの比較などは出来ないのであしからず。
まず、ざっくりとしたあらすじを言うと、中学1年のクラスの担任の松たか子はシングルマザーで、小学校にもいかない女の子を母親だったが、その子を自分の担任するクラスの生徒に殺されてしまう。その事をクラスに告げることからこの映画の全てが始まる。
では、感想を。
正直この映画の最初の15分間の感動をそのあとの時間見ていても超えることは無かった。そのシークエンスの完璧さと言ったら。原作がどうなっているか分からないけど、一言一句素晴らしいセリフであり、感動的な言葉の繋がりだった。おそらく松たか子もそのセリフを暗記し声に出すことの心地良さを感じていたことだろう、などと思ってしまうほどの文章だった。
この映画について僕が取り上げたいのはそれぐらいだ。例えば、いじめや少年犯罪少年法毒物危険物ひきこもりマザコンなんてテーマは明らかに10年前の話しで、毒殺少女は5年前だ。何故今更そんな事を中心にこの物語を書き、また映画化したのか。そして、この監督のセンスもCM出身地なので基本的には映像で見せるため、重いテーマをわかりやすく見せようとする演出の為にあまり伝わってこないのだ。つまりこの映画は冒頭の素晴らしさのみに全てが凝縮してしまい、それ以降は岩井俊二やなんかの思春期グラフィティになっている。決してそれがつまらなかったわけではない。僕は岩井俊二や思春期モラトリアムが好きなので何も問題もなく楽しめたわけだ。しかしそれはそういうクラスタのみの話らしい、と気づいた。映画が終わって劇場を出るとき、いかにもなヤンキーが何度もつまんねーと連呼していた。それはおそらく本当で、ああいった思春期グラフィティを見ていられない人もいる。そうでない人はつまらないとは感じない映画である。
最初の映画の感想なので、全くまとまらず、さらにiPhone4を見ながらの為に後半はほとんど片手間に書いてしまったので、すいません。

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