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中原昌也『悲惨すぎる家なき子の死』


まとめて買った本の最後の一冊の感想であるが、この4冊の中でまともに感想を書けるのが僕の技量ではまったくなかった。なんと悲しいかな。今まで一体どうやって本を読んできたのか。小説を読んできたのか。大学の卒業制作で何をやってきたのか。


ということでこの本についても的確な、人の読みたいを思わせられる、わかりやすい感想を書くことはできない。


中原昌也の最新小説集であるが、今までの彼の小説と何が違うのかと言うと僕には何も違わないように思う。つまり小説を書きたくないのに金がないから書くしかない、誰か働かなくても済むように金をくれ、という人生についての愚痴を書いているだけにしか見えない。それがもうそれで面白いから買うのだし読むのだけど。


彼の精神は病んでいるようの思われがち(誰になのかわからない、僕が勝手に思っているだけかもしれない)けど、非常に健康的に小説を書いているように思う。このままコンスタントに作品を出し続けてほしい。


はぁ、どれもまともに感想を書けなかったなぁ。


悲惨すぎる家なき子の死

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